基金概要

理事長ご挨拶

    急速な少子高齢化が進展する我が国において、「人生100年時代」が定着化しつつある昨今、企業年金制度を取り巻く環境やその意義も大きく変化してきております。

    そうした情勢の中で、2016年11月に設立された自動車振興会企業年金基金は、社会・経済環境のグローバル化などに的確に対応し得る「確定給付企業年金」を目指す私的年金制度と言えます。


    当基金をご案内するにあたり、以下をポイントとしてまとめました。

    ◎少子高齢化の急加速により、本邦「公的年金のスリム化」傾向は今後一段と進む

    ⇒ 公的年金だけでは老後の生活資金不足は確実な情勢(=社会全体の課題)

    ⇒ 老後生活資金の不足分を自助努力によって「補完する仕組み=私的年金制度」が必須


    ◎大半が中小企業で構成されている「カー・アフターマーケット業界」においても、この「私的年金制度の意義と必要性」が次第に広く認識されつつある

    ⇒ 規模・運営コストの観点から、『総合型企業年金基金』の設立が強く希求されていた

    ⇒ 「旧厚生年金基金」の加算部分後継制度として『自動車振興会企業年金基金』を設立


    ◎『自動車振興会企業年金基金』が目指すもの

    ・(従業員に対する)「老後の生活資金不足を補完」するための一つの制度

    ・「退職金一時金の事前積み立て制度の一つ」としての活用

    ・充実した福利厚生制度を持つ「加入事業所の社会的ステイタスの維持と向上」

    ・他の類似制度に比較して、自由度・利便性が圧倒的に高いこと

    ⇒ 基本コンセプトは『開かれた基金』

    ① 日進月歩で変化するビジネス/経済環境関連の情報を定期的に加入者に発信

    ② 税制/法制や日々の暮らしに関連する情報を定期的に加入者に発信

    ③ その他、多方面にわたる業界への貢献

        ☆業界発祥の港区(虎ノ門)に、加入事業所の交流拠点として基金事務所を設置

        ☆加入者が随時利用可能なミーティングスペースや会議スペースを基金事務所内に設置

        ☆上記における、時流に合致した勉強会・(オープン)セミナー等を定期的に開催予定

        ☆加入事業所の退職金制度改革や老後のライフプランニングの心強い相談相手に


    私ども基金の役職員は、皆様のご期待に応えるべく、倍旧の努力をいたす所存でございます。


    最後になりますが、皆様方のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げますとともに、このホームページが皆様方のお役に立てることを願ってご挨拶とさせていただきます。


    2018年3月

    自動車振興会企業年金基金

    理事長 大野 洋一



    自動車振興会企業年金基金のご案内

      自動車振興会企業年金基金は、自動車振興会厚生年金基金の解散後の受け皿として、平成28年11月に設立されました。

      本制度は、他の各種退職給付制度と比較しても、多くの優位点がございます。

      是非、ご検討・ご加入賜りますようよろしくお願い申し上げます。


      加入者個人毎に掛金及び利息を積み上げ、退職時まで積み立てた元利合計額を支給するキャッシュバランスプランを採用します。

      付与される利息の利率が、原則、国債利回りに連動する仕組みとなっており、不足金の発生リスクや、その償却のための事業所様の追加掛金の拠出リスクを抑制することが可能です。

      ご負担いただく掛金は「定額」・「口数」制となっているため、事業所様毎にお決めいただくことが出来ます。また、掛金は、これまで同様、全額「損金」に参入されます。

      加入者の範囲は、「厚生年金保険被保険者の全員」から、例えば「正社員のみ」等、ニーズに合わせて限定することが可能です。

      詳細につきましては、お問合せ下さい。



        基金は事業主と加入者の代表により民主的に運営されています

        基金の組織と運営

          自動車振興会企業年金基金は、旧自動車振興会厚生年金基金の加入事業所を中心とした事業主と加入者とで設立されている組織です。

          法人として企業とは異なった法人格を与えられ、確定給付企業年金法及び基金規約に基づいて運営されています。(「運営委員会」は今後設置予定)


        • 組織運営

        • ◎代議員会…

          基金の事業運営上の重要な事項(基金規約の改廃、予算決算等)を審議・決議する議決機関です。

          代議員会は、加入事業所の事業主から選出された選定代議員(6名)と加入者において互選された互選代議員(6名)の代議員(12名)で構成されています。


          ◎理事会…

          基金の業務執行に関する事項を審議する執行機関です。

          理事会は、選定代議員(2名)と互選代議員(2名)からそれぞれ同数ずつ選出された理事(4名)で構成されています。

          理事長、副理事長、常務理事 及び 運用執行理事は理事の中から選出されます。


          ◎監事…

          基金の事業内容を監査する内部監査機関です。監事は選定代議員と互選代議員から1名ずつ選出されます。


          ◎運営委員会(今後設置予定)…

          基金の事業運営の円滑を期するため、理事会に運営委員会(6名)を設置する予定です。

          委員会は、理事会における審議の充実と機能強化を図るため、理事会に付議すべき案件の企画・立案及び内容審査等を行い、事業の中心を担います。

          委員については、代議員のうちから理事長が委嘱し、委員長は理事長が務める予定です。

          また、運営委員会は、資産運用に関する審議を行う資産運用委員会を兼ねることになります。



          基金の事業概況

          • 事業概要


            • 未加入事業者の皆様へ

              □ 基金加入は事業者にとって数多くのメリットがあります


              基金加入のメリット

                * 退職金の社外積立先としての利便性

                年々増加する退職金支払いに必要な資金は、計画的に積み立てていかなければなりません。

                自動車振興会企業年金基金に加入すれば、従来のプラスアルファ部分の積立てという建付けだけではなく、毎月の掛金として計画的に退職金としての資金を準備していくことができます。


                * 税制上のメリット

                基金に払い込みいただく掛金は、税務上、全額損金(必要経費)に算入できますので、実質的な負担は大きく軽減されます。

                さらに、基金に加入すれば、退職金支払いに必要な退職金保全措置は免除されます。


                * 短期の加入でも給付が受けられます

                国の年金制度や中退共制度等には、老齢給付金や脱退一時金を受給するための条件として、最低の加入期間が設定されており、その期間内での受給はできません(いわゆる『掛け捨て』となります)。

                しかし、当基金の給付は1ヶ月以上加入していれば、加入期間などに応じた給付を受けることができ、掛け捨てとはなりません。


                * 老後のライフプランニングの心強い相談相手に

                老後の生活設計や年金などに関する相談や、年金関係の情報提供など、ライフプランニングの心強い相談相手になります。

                また、自社の退職金制度改革などをご検討の場合にも、是非ご相談下さい。



                  基金への加入方法

                    自動車振興会企業年金基金に加入することができるのは、全国に所在する次に掲げる事業所です。

                    ただし、これらの事業所は、厚生年金の適用事業所でなくてはなりません。

                    ① 旧自動車振興会厚生年金基金の加入事業所であった事業所

                    ② ①の取引先である事業所(自動車或いは自動車部品関係の取引に限定しない)

                    ③ ①②の事業所の事業主または従業員を主たる構成員とする法人、または関連団体の事務所

                    ④ 自動車振興会企業年金基金の加入事業所から紹介のある事業所


                    * 加入の手続きは…

                    当基金までご遠慮なくお問い合わせください。

                    資料および加入に必要な書類等をお送りいたします。



                        自動車振興会企業年金基金

                        〒105-0001

                        東京都港区虎ノ門1-8-11 5-825第一ビル 4F

                        電話:03-3500-3771 FAX 03-3500-3772

                        E-mail:js-cpf@js-cpf.or.jp